若者の間で「リトグリ」の愛称で知られるLittle Glee Monsterですが、CMやドラマで楽曲を耳にする機会が増えてきました。
リトグリはなんであんなに歌がうまいのか、彼女たちがどんなグループなのか気になったかたも多いのではないでしょうか。
リトグリがどんなグループか知らないかたのために、リトグリ結成の経緯やグループ名の由来、そしておすすめの曲を紹介します。
リトグリはどんなグループか?
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リトグリはかれん、MAYU、芹奈、manaka、アサヒの女性5人組のボーカルグループです。
女性グループというとアイドルを想像するかたも多いかもしれませんが、そういったアイドルグループとは一線を画す、歌の実力を兼ね備えたメンバーが集結したグループです。
なんといってもリトグリの特徴はコーラスワークですが、結成以来「研ぎ澄ました歌声で人々の心に爪痕を残す」といった目的で活動をしています。
5人の歌唱力から生み出される透き通ったコーラスは、他の女性グループにはない説得力をもっていて、日本の女性アーティストでは稀有な存在です。
アイドルのような若者に親しみやすいポップな曲も多いのですが、魂に訴えかけるようなソウルフルな曲や、新旧の邦画洋楽をコーラスアレンジでカバーした楽曲なども聴かせてくれます。
リトグリ結成の経緯やデビューのきっかけ
リトグリは「最強歌女子オーディション」というオーディションで選ばれたメンバーを中心に構成されました。
このオーディションはソニーミュージックレコーズと芸能事務所のワタナベエンターテインメントがタッグを組み、世界に通用するアーティストを排出することを目的として開催されました。
そのため、合宿などの厳しい審査を経て選ばれています。
リトグリ結成のきっかけとなったオーディションは「最強歌女子オーディション」ですが、各メンバーはそれ以前にもさまざまなオーディションで受賞歴があり、メンバーの一人ひとりの歌唱力は折り紙付きです。
現在は5人で活動しているリトグリですが、2012年にリトグリが結成された時は7人でした。
2012年にオーディションで選ばれた、芹奈、かれん、MAYU、アサヒ、麻珠、LINAの5人とすでに活動を始めていた「最強歌女子(仮)」からアサヒとYUKAが加わりリトグリが結成されました。
その後2013年にはLINAとYUKAが脱退し、その後に行われたオーディションで選ばれたmanakaが加入し6名になりました。
2014年に「放課後ハイファイブ」でメジャーデビューしていますが、2017年には麻珠が脱退し、今現在は5名で活動中です。
Little Glee Monsterの名前の由来や言葉の意味は?
「Glee」という言葉には、もともと英語で「自分を解放し歓喜する」といった意味があります。
アメリカでは、2009年から放送されたグリークラブ(合唱部)をテーマにした「Glee」というドラマがブームになり、その後に日本でも話題となったため、グリーという言葉を耳にしたというかたも多いかもしれません。
「monster」には「怪物」や「大きな化け物」の意味があるので、合わせると「歌で心を解放させる怪物」ということになります。
そこに「まだ年齢的にも未熟」という意味も込めて、頭に「Littele」という言葉がつけられたそうです。
モンスターと小さくてかわいらしいという、逆の言葉を組み合わせたネーミングは「Mr.Children」などのように、とても印象に残りやすいですね。
そして、このネーミングには、世界にも通用するアーティストを目指すリトグリにとって、将来大物に化けるなどの意味も込められているのかもしれません。
踊って歌うといった点では、ある意味ではアイドルのグループと似たようにも感じますが、Gleeという言葉が入ったグループ名からもわかるように聴く人の心まで解放してくれるコーラスワークが彼女たちの最大の武器であり魅力でもあります。
あくまで「歌で勝負する」といった姿勢が強く感じられるグループですよね!
おすすめの楽曲は?リトグリBEST5!
そんな、実力派のボーカルグループ「リトグリ」ですが、デビューからこれまでたくさんの曲をリリースしてきました。
そのなかから厳選したおすすめの曲を紹介します。
リトグリといったらこの曲という曲や、ハーモニーが存分に味わえる曲、こんな雰囲気の曲も歌っているのかという意外な曲まで、リトグリの良さが伝わる曲を選びました。
第5位:いつかこの涙が
2018年1月にリリースされた3枚目のアルバム『juice』に収録されている曲で、第96回全国高校サッカー選手権の応援歌として起用されました。
歌唱力の高さから歌声が注目されるリトグリですが、この曲は詞にも注目して聴いてもらいたいです。
部活や学校生活などで仲間と苦難を乗り越えてきたかけがえのない日々を歌った歌ですが、リトグリがやさしく歌い上げています。
第4位:好きだ。
2015年9月にリリースされた4枚目のシングルで、TBS系ドラマ『表参道高校合唱部!』主題歌で使用されました。
オリコンデイリーチャートで4位を獲得し、初のTOP10入りした記念すべき楽曲です。
歌詞は若者の青春ポップな曲で、アップテンポで勇気や元気を与えてくれます。
サビのコーラスはまさにグリーというにふさわしい1曲です。
第3位:ECHO
2019年9月にリリースされ、NHKラグビーW杯テーマソングとして使用されました。
この年の紅白歌合戦に出場し『ECHO』を歌いましたが、芹那の涙の熱唱が話題になりました。
ゲストで来ていたラグビー日本代表のメンバーもW杯の熱戦の日々を思いだし聴き入っている様子でした。
こぶしを突き上げて歌う力強さやヒップホップの要素も盛り込まれていることころが、これまでのリトグリとは一味違うカッコよさを感じさせてくれます。
第2位:Jupiter
この曲は、平原綾香のデビュー曲の『Jupiter』をカバーした楽曲です。
平原綾香の『Jupiter』は、クラシック音楽のホルストの管弦楽組曲『惑星』に詞を乗せたことで、クラシックとポップスの融合で話題になりましたが、その楽曲をさらにリトグリが見事なハーモニーで歌い上げています。
TBS系ドラマ日曜劇場「陸王」の劇中歌として起用されました。
ドラマは老舗の足袋屋「こはぜ屋」が、ランニングシューズを開発することでさまざまな会社の危機を社員一丸となって乗り越えていくというストーリーでした。
感動的なシーンで流れるリトグリの『Jupiter』はさらに感動が増すような、そのくらいドラマのなかで象徴的な曲になりました。
第1位:世界はあなたに笑いかけている
リトグリと言ったらこの曲が思い浮かぶというかたが多いのではないでしょうか。
2018年のコカ・コーライメージソングとしてCMで流れていたので、若者だけでなく若男女にリトグリが知られるきっかけになったのではないでしょうか。
間違いなくリトグリの代表曲ともいえる楽曲です。
サビが思わず口ずさんでしまいたくなるようなキャッチーなメロディですが、コーラを飲むとこの曲が頭のなかに流れてくるぐらいおなじみの曲ですよね!
AKB48や大原櫻子さんなど多くのアーティストに楽曲提供をしている丸谷マナブさんの作曲で、第60回輝く!日本レコード大賞の作曲賞を受賞しています。
まとめ
厳しいオーディションを勝ち抜きリトグリとしてグループを結成し、2014年のデビュー以来、たくさんのヒット曲を世に発表してきたリトグリ。
ちょうど10代から20代にかけての年齢は、アーティストとしても女子としても一番変化がある時期です。
今回おすすめした5曲だけ比べても、リトグリの進化を感じることができたのではないでしょうか。
そして、グループ結成のオーディションの目的でもあった、世界に通用するグループになるために、世界進出ももしかしたらあるかもしれませんよね!
この先も、どんな進化を見せてくれるのか楽しみなグループです。