2021年の春ドラマ「リコカツ」に女優として出演中の三石琴乃さんについて、
- この女優さんって誰なんだろう?
- 顔とか名前を見ても知らないんだけど誰?
- 初めてみたけど声はどっかで聞いたような…
というふうに思った方がいるようですね。
私もテレビで初めて見た時はお顔を知らなかったので「この人は誰?」って感じでした。
そこでどんな女優なのか調べてみると、「あぁーこの人かぁ!」っていうくらいレジェンド級の超有名な方だとわかりました。
なので今回は、意外と知られてなかった三石琴音さんのこれまでの経歴を芸能界デビュー前の過去も合わせてご紹介していきます。
三石琴乃の経歴
三石琴乃(みついし ことの)
本名:旧姓は上記と同じで結婚後の姓は不明
生年月日:1967年12月8日(56歳)
出身地:東京都(出生地:埼玉県戸田市)
血液型:A型
身長:160cm
職業:女優、声優、ナレーター
事務所:フリー
1989年に北海道電力泊発電所の安全PRビデオのレポーターとして芸能界デビュー
同年にアニメ「エースをねらえ!ファイナルステージ」の友代役で声優としてもデビュー
1991年にはアニメ「美少女戦士セーラームーン」で主人公セーラームーンの月野うさぎの声優に起用されると、アニメの大ヒットによって人気と知名度が大ブレイク!
さらには、1995年に放送開始の「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサトの声を担当したことで、アニメファンの間では絶大な人気を誇る一流声優の仲間入りを果たします。
2005年4月からは、声優を総入れ替えしたアニメ「ドラえもん」でのび太のママの声を担当。
2019年には女優デビュー作品となる「科捜研の女 SEASON19」に単発のチョイ役ですが初起用されます。
その後、所属していたアーツビジョンを退所し、現在はフリーとして活動しています。
そして、2021年TBS系ドラマ「リコカツ」で主人公の母親役として、連続ドラマ初出演、初レギュラー抜擢となり女優としての本格的なスタートとなります。
三石琴乃の意外なデビュー前
声優として確固たる人気と知名度を築いてきた三石琴乃さんですが、プロの声優としてデビューする以前には意外な下積み生活を送っていました。
そこで、下積み時代のエピソードについてご紹介していきます。
サンシャイン60にてアルバイト
三石琴乃さんは、声優を目指す決意をすると高校卒業後は勝田声優学院に入学しました。
勝田学院で声優の勉強をするかたわらで、アルバイトをしていたのが東京・池袋にあるサンシャイン60のエレベーターガールの仕事なんだそうです。
勝田学院のあった豊島区高田からサンシャイン60のある池袋までは電車を乗り換えて45分くらいです。
片道630円くらいの交通費をかけてアルバイトに行っていたようですね。
エレベーターガールって実はムズかしい?
エレベータガールの仕事って実はそれほど簡単じゃないらしいですよ。
エレベーターガールの仕事について調べてみると、主な仕事はエレベーターの上り・下りのアナウンスをすることです。
展望台へ案内するエレベーターの場合は覚えるアナウンスも少ないですが、例えば水族館へ案内する場合は途中の階でのそれぞれのアナウンスを覚えるのが大変なんだそうです。
ただ単純に「上へまいりま~す♪」とか言ってれば良いわけじゃないみたいですね(苦笑)
ちなみに、気になるバイト代はいくらなのか調べてみると、時給1,000円以下でガッカリです…みたいな口コミがありました。
また、エレベーターガールの仕事をしていると、利用する目的を間違えている変なお客さんが何度も乗ってきて怖い思いをすることもあるそうです。
三石琴乃さんも、もしかしたらバイト中に全然降りてくれない怪しいおじさんやお兄さんに遭っていた…かも?しれませんね。
こういう時、美人ってある意味損ですよね。笑
大御所声優の下積み時代
下積み時代の三石琴乃さんは、声優養成所へ通う傍らでエレベーターガール以外にもスポーツクラブの受付のバイトも経験していたそうです。
仕事をしながら声優の勉強をする生活については、正直「ツライな」と思っていたそうです。
でも、目上の方への礼儀であるとか、普段は厳しい上下関係がありながらもお酒の席ではくだけるところなんかを実際に経験したことで、お勤めをされているキャラクターを演じる際の自信につながったのかなと感じています。
とインタビューで当時の経験について語っています。
東京都庁に就職
勝田声優学院を経て日本ナレーション演技研究所に入所した三石琴乃さん。
その後、20歳になると東京都庁に就職しています。
ちなみに今現在は新宿区西新宿にある東京都庁ですが、当時は有楽町にありました。
主な仕事は大気汚染の無線連絡係などに従事していました。
環境保全局の大気監視課で「◯◯地方に光化学スモッグ注意報が発令になりました」みたいなことを連絡する係だったみたいですね。
この時の三石琴乃さんは、昼間に東京都庁で働いた後にその足で声優の勉強をするために養成所へ通っていたそうで、かなりハードな毎日を送っていたようです。
そこまでの苦労をしてでも声優になりたかった強い気持ちがあったことが伺えますね!
三石琴乃の声の仕事デビューはナレーター
三石琴乃さんの芸能活動のスタートはナレーターです。
高校時代に声優に興味を持ち、勝田声優学院、日本ナレーション演技研究所にて声優になるために学びました。
前事務所であるアーツビジョンに所属すると1989年に北海道電力泊発電所の安全PRビデオのレポーターとしてデビューを果たしています。
三石琴乃のアニメ声優デビュー作
三石琴乃さんのアニメ声優デビュー作は、1989年に制作されたされたOVA(オリジナルビデオアニメ)「エースをねらえ!ファイナルステージ」の友代役です。
作品は原作を離れたオリジナルストーリーになっており、選手として末期にある主人公・岡ひろみの葛藤と彼女に関わる人達にスポットを当てた内容になっています。
三石琴乃さんが演じるのは、主人公・岡ひろみに関わる人物の一人である友代です。
セーラームーンとの出会い
声優・三石琴乃の存在感が急上昇した作品といえば、1991年に放映されたアニメ「美少女戦士セーラームーン」です。
主人公セーラームーンの月野うさぎの声優に起用されると、アニメの大ヒットによって人気と知名度が大ブレイク!
月野うさぎ役に起用されたことについて、
「大きな作品で大きな役。月野うさぎちゃんを演じていなかったら今の私はここにいない。ほかの役との出会いもあったかどうかも分かりません。大切な役です。『美少女戦士セーラームーン』がここまで長く愛されているのは、私の力だけではないですし、作品として多くの人の心に刻まれているからだと思います」
とインタビューで語るくらいに思い入れがある作品になっています。
また、水野亜美(セーラーマキュリー)役の久川綾さんは、アフレコ(声入れ)の時に三石琴乃さんの演技を見て「自分には絶対に真似できない」と驚くほど評価しているそうです。
その後の三石琴乃さんは、1995年に放送開始の「新世紀エヴァンゲリオン」の葛城ミサトの声を担当したことで、アニメファンの間では絶大な人気を誇る一流声優の仲間入りを果たします。
2005年4月からは、声優を総入れ替えしたアニメ「ドラえもん」でのび太のママの声を担当。
2000年に結婚
三石琴乃さんは2000年に結婚されています。
結婚相手の旦那様については公表されていないんですが、一般男性と言われていますね。
旦那様との間には女の子を授かっているそうで、こちらも出産した日時についての詳しい情報はありませんが、既に高校生くらいには成長していると思われます。
結婚する前や出産後にはスポーツクラブに通ったり、日本舞踊を習うなど健康維持、体力作りはしていたことで声優としての仕事も続けられてきたようです。
ドラマ「科捜研の女」で三石琴乃が女優デビュー
三石琴乃さんの女優デビュー作品は、2019年に放送されたテレビ朝日系ドラマ「科捜研の女 SEASON19」に日向寺カレンという人物で単発のチョイ役ですが初起用されます。
声だけの出演は声優として過去にもドラマ出演がありましたが、自身が女優として映像の中に立つオファーについては、
「『科捜研の女』といえば誰もが知る国民的ドラマですので、光栄に思いましたが不安もありました。でも新しいことにチャレンジすると何か人生が広がると思い、お受けしました。」
とインタビューで語っています。
京都・太奏撮影所での撮影では、衣装合わせが印象的だったという三石琴乃さん。
「ズラリと真顔のスタッフが散り囲む真ん中に立ち、衣装を決めて頂いたのですが、何の辱め?と思いました。」
声優としてアフレコするスタジオとは違った刺激を受けたそうです。
また、共演した女優・沢口靖子さんについては「最高に緊張した」とはいうものの、
マリコ(沢口靖子)さんは、可愛らしく美しくとても真面目な方でした。撮影後は握手して下さって、もうすっかりファンです(笑)」
と語っていました。
2021年にはドラマ「リコカツ」に出演
「科捜研の女」ではチョイ役だった三石琴乃さんは、2021年TBS系のドラマ「リコカツ」で主人公の母親役に起用されています。
女優としての本格的なスタートには申し分ない連続ドラマ初出演、初レギュラー抜擢という舞台に立つことになります。
ドラマの主人公役である北川景子さんといえば、テレビドラマ版「美少女戦士セーラームーン」の火野レイ(セーラーマーズ)役が女優デビューとなった作品なのは有名です。
そんな二人の共演は、ファンにとって月野うさぎと火野レイの共演という意味もあり、母と娘の関係となる今回のドラマには多くのファンの注目が集まっています。
ドラマ「リコカツ」のヒットをキッカケに、今後は声優だけでなく女優としての活動の場も広げていくのでは、と思われます。
そもそもルックスは綺麗だし、当たり前ですが声が良いわけですから、女優としてのポレンシャルはすでに充分ですよね!
まとめ
今回はドラマ「リコカツ」で注目の女優・三石琴乃さんについてご紹介しました。
きっと「あぁ~、セーラームーンの人かぁ」とか「あれ?ミサトさんじゃん」、「ハンコック様だったか!」や「のび太のママ!?」となったと思います。
声優として活躍するレジェンド級の大御所ですが、意外と実際の三石琴乃さんを映像で見て判断できる方はアニメファンじゃなければ少ないかもしれませんね。
でも、今後は女優としてドラマや映画にとテレビで見ることが多くなりそうです。
ファンにとっては嬉しいことなので、これからの活躍を応援していきたいです。
最後までご覧いただきありがとうございました!